妄想文学館

ルソーさんとわたし

『孤独な散歩者の夢想』の訳者あとがき用に書いてボツにした文章です。「うらあとがき」として古典新訳文庫のHPに掲載してもらったものを再掲、後日談も。 ★ 夜のお店に行ったことはないが、ホステスさんはこんな気持ちで働いているのではないだろうか。 …

モーパッサン「宝石」の向こう側

モーパッサン「宝石」は、妻に先立たれた男が、妻の遺した宝石から彼女の浮気を知るという話です。さて、彼女の浮気相手はどんな人だったのか。妄想してみました。「宝石」ってどういう話?という方は、ぜひ太田浩一先生の訳(古典新訳文庫)でお読みくださ…

モーパッサン「首飾り」の向こう側

モーパッサン「首飾り」は、首飾りを借りる女の物語です。じゃあ、貸した女の側はどうだったのかしら、というわけで妄想してみました。モーパッサン「首飾り」って、どんな話? という方には、青柳瑞穂訳「モーパッサン短編集2」(新潮文庫)、高山鉄男訳「…